ブリッジは歯が抜けてしまった(または抜いた)場合、抜けた歯の両隣に歯が残っているときに適用されます。
まず、抜けた歯の両隣の歯を削ります(支台歯)。ここにクラウンと呼ばれるものをかぶせます。
こうすることで、抜けた歯の土台ができます(支台歯形成)。
次に歯型をとり、歯型に合うようにブリッジ(クラウンとクラウンの間に人工歯を連続して固定)をつくります。あとはブリッジを口の中に装着し、かみ合わせの調整を行い固定します。
ブリッジは使用上特に違和感もなく、材料によっては入れ歯であることがほとんどわかりません。しかし人工歯の部分の負担は支台歯にかかり、歯ぐきを痛めます。ですから、抜けた歯が多い場合はブリッジができない場合もあります。また、支台歯はむし歯や歯周病の原因になりやすいので、よくブラッシングすることが大切です。
局部床義歯とは歯肉にぴったりと合った床というものに人工歯を取り付け、クラスプとよばれるバネを使ってほかの歯に固定させる方法です。
取り外しが可能で失った歯が多い場合にも適用されます。ものをかんだときの負担は床を通じて歯ぐきに直接かかります。床は薄い金属か、レジン(樹脂)でつくられます。
部分入れ歯の長所は、残っている歯をほとんど削らないということです。
また、短所としては、
(1)バネ(スクラブ)のみの固定なので安定感がないこと
(2)床(歯肉に直接ふれている部分)に慣れるまで違和感が強い
(3)バネをかけた歯の清掃が悪いと、むし歯や歯周病になりやすい、などがあります。
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